ちょっと京都に用事ができまして、ついでに祇園にあるお気に入り老舗洋食レストランでランチでもと思い、旅に出ました。
数々の求職活動を悉く失敗し、相変わらず無職の私には「新幹線」などぜいたく品で、「金の切れ目は命の切れ目」のような状況ですが、幸い時間ならたっぷりあるから、得意の車中泊で下道GO!です。
いつも国道9号か2号かで東方に向かうのですが、単純往復ばかりではつまらないので今回はちょっと寄り道をして、岡山の蒜山高原、湯原温泉、兵庫の出石、城崎へ行きました。
【蒜山高原】
岡山県北部、標高600mほどの高原です。
空気がきれいで、穏やかな高原だなと思いました。
ジャージー牛乳の一大産地らしいです。最近では蒜山焼きそばが有名で、実はそれ目当てでしたが、早朝すぎてお店が開いておらず断念。残念。
途中、霧が出ていて幻想的な風景も。
【湯原温泉】
蒜山高原からそんなに遠くないところにある温泉です。
ある旅行作家による露天風呂ランキングで「西の横綱」にランクされた砂湯があり、以前から一度は行ってみたいと思っていました。
その砂湯は入湯無料で、簡単な脱衣所があり、川沿いに湯舟がいくつか作ってあり、美人の湯はぬるく長湯に最適、長寿の湯は40度前後で気持ちよく、といった分け方がされていました。単純アルカリの泉質はやわらかく、その湯上りのさわやかさは他ではあまり経験がないほどでした。そばを流れる旭川の流れる音や、わか緑色の新緑、小鳥のさえずりなど心地よすぎてついつい長風呂してしまいました。混浴だったので、写真を撮っておらず、ここにアップできないのが残念です。
また、市営駐車場も日帰り観光客には無料ですし、町のあちこちにトイレもあります。到着はわりと朝早くでしたが、町の人々がお揃いの黄色いベストを着て清掃などされていて、ほんとうに心地よい温泉街でした。
【出石】
城下町の風情がほどよく残る出石の町並み。
碁盤目状の町割りから但馬の小京都とも呼ばれているそうです。
実際に、碁盤目状の通りに沿って間口が狭く奥に長い町屋づくりの建物が随所に見られます。
ここも以前から一度は訪れたいところでした。
維新の立役者の一人木戸孝允(桂小五郎)が、禁門の変(1864年)に敗れた際、潜伏した地として有名だからです。
隠れた家は、当時荒物屋だったそうですが、そこにいる男がそんな大物だったとか、近所の人も思わなかったでしょうし、本人は何を思ってこの地にいたのか、ロマンを感じてしまいます。
さて、出石といえば出石皿蕎麦も有名です。
出石には約50軒ほどの蕎麦屋さんがあるそうです。
そばのうまさはもちろん、私が入ったお店は出汁が最高でした。
基本は5皿の様ですが、追加で頼むことができ、40皿とか決められた数を頼むとその店の番付にのったり、蕎麦通認定されたりするそうです。
また、出石には戦国時代の山城、有子山城(高城)や、江戸期の平山城、出石城跡もあります。同じ有子山の山頂と山麓にあります。山頂まで、標高は320mくらいなのですが、歩くとなると1時間40分ほどかかるようでしたから、今回は出石城本丸跡の神社まで行ってきました。
【城崎】
有名すぎて、今回説明はしませんが、天気も良く、川風の心地よい日でした。
無職の私には外湯入湯料の600~800円が高すぎて入れなかったことが心残りです。
しかし、何と!1日違えば「温泉まつり」のイベントがあり、外湯入湯無料でした。残念。
さて、今回は京都目指してぶらり旅に出ました。
下道を軽自動車で車中泊しながらの貧乏旅。
決算すると、約1500kmの走行距離。ガソリン代は約8,000円。
車中泊なので、ガソリン代=旅費+宿泊費(4泊5日)です。
頑張った愛車の平均燃費写真を貼っておきます。
では、また。