JBL 305P MkⅡを、次のふたつの目的で購入しました。
〇動画制作時の音響監視
〇所属するサークルの簡易PA
このスピーカーは、パワード・スタジオモニターに分類されるもので、主な役割はスッピンの音を再現し、音声を正確にモニターするものです。ですから、普通の人にとって、そのままでは残念な音に聞こえるかもしれません。このスピーカーに至るまでに様々な味付けをして音を創っていくことになります。
で、そういった本来の役割からすると素晴らしいスピーカーです。
何と、音が見えるように音像がしっかりしています。
左右のスピーカーの真ん中に、しっかりとボーカルの声が「ある」のです。
ここまではっきりとするなんて、過去に業務で日本でも有名な録音スタジオに出入りした経験のある私でも驚きでした。
先ずは梱包を解き、手持ちのミキサーに接続し、初めはそれでもしょぼい音が流れてきたので、8時間くらいのエージングをしたところで、本領を発揮し始めました。
YAMAHAのモニタスピーカーHS5とどっちを買おうか悩みました。
何しろ、10モ二以来、YAMAHAはスタジオでは定番ですから。
とあるネット店でこちらの方がちょっと安かったのと、私の使い方からしてシビアな業務用途ばかりでなく趣味も兼ねていましたから、本当にシビアなモニターと思われるHS5より、低音が響くと噂される305の方がおいしいのでは?と思いました。結果、満足です。MP3の音源も、EQをちょっといじるだけでいい感じですし、音を構成する様々な楽器の一つ一つがキレイに聞こえます。
問題は、思ったより大きかったことと、サランネットがないこと。それに、2本買ったうち1本は、ややビビリ音がもう片方に比べて目立つことです。あたりはずれがちょっとあるのかも知れませんね。
PCとの接続はベイリンガーのUCA202を使っています。
このインタフェースもなかなか良いです。
音が素直で癖がなく、Win10では標準ドライバーで使えます。
ということで、今後のMA作業が楽しみです。
しかしながら・・・
305MkⅡはPCにつないで簡単にいい音を望まれる方にはおすすめできません。
接続ケーブルも業務用が必要ですし、ちょっとした知識も必要です。
「お手軽に」を希望される方には同じJBLの下写真のUSBスピーカーがおすすめです。
形状はユニークですが、手軽にいい音が楽しめます。6,000円程度ですからお財布にも優しいです。
では、また。