祈りと癒し - bottibottiの日記

一か月もの長い入院は初めての体験でした。

若い頃は元気そのもので、10年間病院にもかからず、健保組合から表彰されたものです。

しかし、歳とともに体も衰え、このような有様です。外科で二週間の入院はありました。それは、必ず良くなるという見込みがあっての入院です。今回は長い通院が必要です。そんなこんなで、体も心も傷ついて、とある神社に初もうでに行きました。1月なかばの退院でしたから、随分遅い初もうでです。

お参りを済ませ、おみくじをひきました。中吉でしたから、まあまあです。

しかし、そのおみくじには、

困った時だけ神頼みするな

というようなことが書いてあり、ものすごいカウンターパンチを喰らいました。

困った時の神頼みは人間の性でござりませぬか・・・

それも折り目折り目にはお参りに来ているのに、あんまりではございませぬか・・・

始めはそう思いました。

私の祖父母は在家の僧都で、朝夕、読経しお務めをしておりました。

そんな記憶が蘇り、

そうか、あんなふうに日頃から感謝の祈りを捧げるべきなんだと思いなおしました。

そこで、本格的には無理にしても、神具と仏具を設置して、日々感謝の祈りを捧げることにしました。

御神鏡はamazonで購入しました。およそ1,600円。

八足台と小皿は近くのホームセンターで神具として売っていたので購入しました。およそ1,000円。

水玉と瓶子の代わりにおちょこ、それに榊と小さな鈴、LEDローソク、榊立の代わりのお銚子をダイソーで購入しました。

鈴は、お参りする時に手にもって鳴らしています。

何とも代用品ばかりで罰当たりなのですが、今の私には精一杯です。

これら神具の向こう、鴨居の上に雲と書いた紙とお札を貼っています。

続いて仏具です。

基本的な仏具は下記　お仏壇のはせがわ　から購入しました。何分最初に買ったもので、あまり調べておらず、私にはちょっとお高めでした。

それに　おりんセットをamazonで購入。およそ1,800円です。

ちょっと座りが悪いものの、いい音色です。

ちなみに、うちには位牌がありません。お寺さんに預けています。また、仏壇も家族の遺影もないので、何をお参りの対象にすればいいかネットで調べたところ、過去帳でもよさそうでしたので、分かる範囲、自分で作成しました。

さて、これだけのものを購入するのは、超底辺の私には大打撃でした。

心穏やかには行かないところを穏やかに、静謐に、日々感謝のお祈りを捧げております。

するとなんとなくですが、心癒される思いがします。

そういうゆとりも、人には必要ですね。

では、また。