bottibottiの日記

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ブラオリオ ぶらり散歩道の花③

何か先週と今週はNHKブラタモリで北九州をやるみたいなので、ついつられて私も地元北九州の、さらに地元駅である「折尾駅」周辺をブラついてみました。

折尾名物 かしわめし

折尾は人口およそ25万人の八幡西区にある街です。

区役所のある副都心「黒崎」より西に位置していて、博多まで特急で30~40分、小倉まで鈍行でも30分くらい。アクセスのよい街です。

市民ならみんな知っていますが、全国区の地名かというと、ちと厳しい。

私の知っている文献(というか漫画)での登場も、松本零士の「銀河鉄道999」で地球そっくり惑星で登場する「男おいどん」のようなキャラクターが一言「実家は折尾の方なんよ」と言っただけ。

そんな折尾ですが、ブラタモリで出てきた切通も折尾を通っていますし、石見神楽を源流とした折尾神楽も昭和45年から続いていますし、何より周辺には、共立大学(スポーツが有名。SBHの馬原投手や広島の大瀬良投手を輩出)、九州女子大学産業医科大学、県立東筑高校、自由が丘高校、愛真高校、さらには隣接の若松区に「北九州学術研究都市」などを擁する学園の街、若者の街です(高齢化率全国No,1の北九州市では珍しい!)。

ひょっとすると「かしわめし」でご存じの方も多いかもしれません。

折尾の名物です。今でも駅ホームにかしわめしの駅弁売りが立っています。

ミニかしわとかしわうどん 合計630円

かしわうどんも有名ですが、これは北九州市全体での名物と言えます。

東筑軒のかしわうどん

素朴な味わいです。

出汁は自己主張しすぎることもなく、かしわの甘辛さを引き立てています。

麺は、柔過ぎず硬すぎず、ちょうどいいくらいのコシでのど越し良好。

東筑軒本社うどん店

ちなみに立ち食いうどん店について、東筑軒さんは黒崎駅折尾駅小倉駅は北九州駅弁さんなどがやっているようです。

で、折尾駅です。

明治24年の初開業時は別の場所だったらしいのですが、明治28年、現在地に日本初の立体交差駅(鹿児島本線筑豊本線)として開業しました。老朽化と周辺再開発のため令和3年に現在の駅が開業しました。

現在の折尾駅 旧駅舎の面影を残している

前広の向こう高架下には商業施設が今秋オープン

商業施設

駅構内や前広では、再開発前の遺構を見ることができます。

写真の2本の柱や腰掛は旧駅舎から引き継いだものです。それは、古い良い物を残したいという地元の人々の熱い想いを、JRと行政が受け止めて実現したようです。

人々の記憶といいますか、どれほどの人々と、その想いを、残された遺構たちは見守ってきたのでしょうね。そしてこれからも見守り続けることでしょう。

そのことが今回の花と思います。

 

では、また。