風とあそんできました。
空とアスファルトの間で。
新月から半月の頃。
いやはや、無職の癖にまたまた北海道へ行ってきました。
今回で9回目。
九州の者ですが、北海道大好きです。
さて、今回は古い友人と一緒にバイク旅です。
(ちなみに前回2013年のバイク旅は私のHPに旅ログとして掲載しています。よろしければご覧ください↓↓↓)
http://kazyu8permiman.sakura.ne.jp/tabinokioku_002.html
友人とは大阪南港集合として、私は新門司港からフェリーで向かいました。
無事に落ち合い、次の舞鶴発フェリーまで時間が有り余るので、京都へ抜けて、琵琶湖西岸を敦賀へ向かい、舞鶴に。
途中の道の駅で近江牛コロッケ定食に舌鼓をうったり、舞鶴手前の道の駅高浜でゆっくり時間をつぶしてからターミナルへ。
そこでは、やはり数名のライダーがいて、セロー乗りの2人組お姉さま方と楽しく過ごせました。
23時頃。乗船の時間となり、出航。
およそ21時間の船旅です。
残念ながら、現在甲板スペースは禁煙になっていて、主に喫煙室に入り浸っていました。あとは映画を見たり、BS放送を見たり。このフェリーは陸からかなり離れますので、4G電波は全く届きません。(瀬戸内航路はそこそこつながるのですが)
2等でもカプセルホテルのような個室なので、眠るには申し分ありません。
十分に休養をとって下船上陸。
しかし、やっぱり夜の上陸なので、2013年に気づいた「天然温泉オスパ」へ。
と、その前にターミナル前に「なか卯」が出来ていたので親子丼をおいしくいただきました。
オスパは、2019年9月時点で入湯料800円(JAF会員なら5名まで650円)。広間に雑魚寝の宿泊券は1,200円です。ちなみに500円で布団セットが借りられます。
チェックアウトの8時には出発。
札幌はパスして、快適な海沿いルートを飛ばしつつ留萌の先、うに丼がうまい店「すみれ」へ。
残念ながらうに丼は売り切れとのことで、「海鮮丼」を注文。やっぱりここはうまい店です!
次に思い出の詰まった羽幌の「吉里吉里」へ。
ここはライダー名鑑と言って、過去訪れたライダーたちの写真が大切に保管されていて見ることができます。イケメンだった(笑)20歳の頃の写真もありました。今回2013年とまったく同じバイクと装備でしたから、おそらくどっちがどっちかわからない写真が保管されるんだろうなあ。
さて、吉里吉里を後にして、稚内を目指すものの、時間的にサロベツ原野で日暮れになるかも知れないし、そうなると残念だからその日はセローのお姉さま方に教えてもらった天塩町の鏡沼海浜キャンプ場へ。
町中のスーパーで食材を買い込み、準備万端整えてきたキャンプ装備の活躍です。
キャンプ料はバイク1名500円。あとゴミ袋を10~20円くらいで買いました。
じゅうじゅうと音をたて、うまそうなにおいを発したのは、考えあぐねて買ってきた練炭ではなく、イワタニの小型ガスストーブとコッヘルのフライパンでした。本当は小型成型された練炭で炭火焼肉を楽しもうと、小型ファイヤースタンドとともに持ってきたのですが、まったく役にたちませんでした。最初だけ練炭に塗布された着火剤が勇ましく燃え上がったのですが、その後はさっぱり。反対に、予備セットのはずの小型ストーブは次から次に仕上げてくれて非常に効率が良かったです。
ともあれ、友人と共にビールをあけ、焼肉に舌鼓をうって、満腹の夕食です。
食後のコーヒーを入れ、夜空を見上げると月がどこにも見当たりません。
「ああ。今日は新月なんだな」
コーヒーをすすりまがら、そう思いました。
それからキャンプ場となりの温泉施設で湯につかり(800円くらい)、おやすみタイム。今回銀マットを持ってこなかった私はゴツゴツした大地をじかに感じながら。友人は一人用ベッドを持ってきていたので快適に眠りにつきました。
夜分目覚めて空を見上げると、満天の星空。
天の川に、オリオン座がひときわ輝いて見えました。
翌朝。
本当は早い時間に出発したかったのですが、キャンプの後始末は結構時間がかかり(2時間くらい)、友人が言い出しました。
「こんな時間かかるならもうキャンプはしない」
残念ながらその後キャンプはせず、道具は美瑛から送り返しました。
屋外のテーブルの上に置いていた残り物の食材やごみ袋を鳥たちが食い荒らして散乱していたのを早起きした友人が一人で片づけたそうで、余計トラウマになったのかも。
-その2へ続く-