いや、まぁ
無職とはいえ、お盆休みにはどこかに行きたくなるようで・・・
長野県茅野市の御射鹿池に行ってきました。
東山魁夷の『緑響く』で有名な池です。
ああ言うイメージの写真を撮りたいと昔から思っていました。
九州からは相当遠いのですが、今なら少々無理もできますので。
下道をひた走りその駐車場に着いたのは、2日目の23時頃。
辺りは外灯一つなく真っ暗。
おそらく先着のカメラマンの車が2~3台いるだろうという予想は見事に裏切られ、誰一人いない。恐ろしいスピードで坂道を上る車や、意味もなく駐車場をぐるぐる回る車の他は、闇の奥から響く獣の声だけ。満月に近い月明りだけが救いの、心細い夜でした。
そこに、「バンバン」と車を叩く音。
「おばけか!」
おどろいて目を覚ますと隣に止めた車のドアの音でした。
すっかり辺りは白み始めていて、既に20台近い車が来ていました。
時計は4:30頃。
一番乗りのつもりが、すっかり先を越され、撮影場の歩道(池のほとりには降りられない)にはカメラの放列。
事前情報では、早朝、無風、曇りの日がベストと調べていたものの、寝坊したようだ。
「みんな良く知っているなぁ」
と思いつつ、すみっこにカメラを構えました。
結局、2時間くらい粘って場所が開くのを待ちながらの撮影でした。
夏のこの時期は朝4:00から5:30くらいが良い時間のようです。
接続道路はいうほど悪くないですが、真っ暗な時間帯に行く方は、ちょっと怖いのでくれぐれもご注意ください。トイレは駐車場外の森の中に簡易トイレがあります。水場はないので、準備が必要です。
山を下りて松本市へ。
人混みと暑さと駐車場満車のため、松本城を断念し、帰路につく。
途中20年ぶりくらいに妻籠宿に寄りました。
15時くらいではあったが、人が少なく、妙な感じ。
五平餅を頼むも、5分くらいかかるそうなので、断念。
さて今回も4泊5日車中泊弾丸ツアーで走行距離約2,200キロ。燃費は21.3キロを記録。
夏の車中泊は、汗まみれでちょっときついなあと思います。
できれば、快適な宿がいいです。
とはいえ、そんなにお金も使わずに済み、写真も撮れたし、満足な旅でした。
では、また。